コラム COLUMN
2022.07.26
温熱環境の改善(光熱費の削減に向けて)
窓から逃げていく熱や冷気がどのくらいあるかご存知ですか?
●暖房しているのに窓の傍に近寄るとヒンヤリする
●窓から隙間風が入ってくる
●結露がひどく窓枠等がカビで黒ずんでいる
●冷暖房費がかさむ
●暖房を止めるとすぐ室温が下がる
こんな症状があるときは、窓をリフォームするとかなり改善されます。
夏の窓を通して入ってくる熱は家全体が受ける熱量の約7割、冬窓を通して逃げていく熱は家全体から逃げていく熱量の約5割を占めます。
窓をリフォームするとは具体的にどうゆうことをするのでしょうか?
①窓そのものを枠ごと断熱サッシや機密サッシに交換する
②既存の窓の内側にもう一組断熱サッシを取り付ける
③既存のサッシのガラスのみを交換する
等の方法があります。
①の場合は、今取り付いている窓枠を一旦取り外すので外壁や内装の仕上げにまで影響し、その分工期(約1週間程度)も費用もかかります。
③の場合は、ガラスの交換なので費用も工期も比較的かかりませんが、ガラスの量が倍になるのでガラスの重みがサッシのコマ(戸車)等に負担をかけたり、仕上がりがいまいちだったりすることもあります。またサッシの種類によっては、ペアガラスなどに交換できない場合もあります。
②の場合だと、今あるサッシの内側の木枠部分に新しくもう一組のサッシを取り付けるだけなので、工期もかかりません。(1~2日)
ガラスのみの交換に比べると枠等も含まれますので費用がかかります。(ガラスのみ交換と比べて約10~20%UP)が①のサッシそのものを交換する場合と比べると安くなります。(条件にもよりますが約半分)
また二重サッシになるので、外部の音や逆に室内の音が外に漏れるということがかなり気にならなくなります。条件や個人差があるので一概に言えませんが、約10分の1くらいになります。また結露も無くなります。